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病院長挨拶

 岩手県立江刺病院のホームページにアクセスしていただき有り難うございます。

 

 平成29年度が始まりました。4月から新メンバーを迎え、今年度も全職員と協力し合い、気持ち新たに任務を遂行して参りたいと思っております。新採用、転入者の方々におきましては早く新しい環境に慣れて頂き、活躍してくれることを望みます。そして当院に新たな風を入れて頂きたいと思います。

 

 昨年度を振り返ってみますと経営の面では医療局からの1%収支改善が提示され厳しい状況の中、運営を軌道に乗せることに努力してきました。また、病院機能評価の更新のため各部署、各委員会等で尽力し種々の改善を進めてきました。改めて取り組みに感謝し、更新に向け継続していきましょう。昨年度末に糖尿病外来や“りんごの会”立ち上げの土台作りに貢献してくれた消化器内科医長、鏡視下手術を軌道にのせてくれた外科医長が惜しまれつつ退職致しました。当院にとって痛手となりましたが、新たに外科医師を迎え協力し合いこの難局を乗り切っていきたいと思います。

 

 今年度は、更新のため約9ヶ月間休止状態になっていたMRIが5月から再稼働します。患者さん、周辺の開業医の方々に大変御迷惑をお掛けしていましたが、ようやく再稼働することができ安心しています。当院は地域における急性期、回復期、慢性期、更には終末期医療という全ての役割を担っていますが、今後高齢者が増える中、患者さんの尊厳を守る終末期医療の1つの砦としての当院の位置づけが重要であることは言うまでもありません。ということで、昨年度基本方針に5つ目に『近隣病院、施設等の連携・協働により、患者さん・家族の生活を支えられるよう努力します。』を追加しました。江刺病院は住民にどのような貢献ができるのか、を常に職員には自問自答して頂くことを願っています。“治す医療” から “支える医療” の転換が謳われている今、地域医療福祉連携室を中心に周辺医療機関や施設との連携が欠かせませんし、連携するためには人間関係を良好に保たなければなりません。信頼関係は、良好な人間関係なくしては存在しませんので十分認識していきましょう。論語に『人にして信なくんばその可なるを知らず』という教えがあります。意味は“どれほど頭が良く優秀な人材であろうとも、人に信用されず、人を信用することもできぬ人物を誰が相手にするだろうか。肝心なことを取り違えてはいけない。”という意味ですが、これは相手の立場になって考えるという基本に繋がっていることだと思います。私の信条は『己の欲せざるところ、人に施すことなかれ』です。最近 “忖度” という言葉をよく耳にしますがどの言葉も本来の意味から外れずに、実践出来るよう努力したいものです。

 

 4月1日に内科外来前に“アクアリウム”を設置いたしました。東京の墨田水族館の素晴らしさを体験してから環境整備の一貫として3年程前から考えおり、ようやく実現できました。設置に当たり事務方の協力に感謝します。外科外来前で我々を覗いている元気な“錦鯉(居住1年8ヶ月になります)”と共に皆様の癒やしの場になって頂けたら幸いです。また、中庭の有効利用として“ウッドデッキ(含 ベンチ)”の整備計画も考案中です。この計画は患者さんやそのご家族さんの憩いの場を設けることを目的としております。春には穏やか風・暖かな日差しを感じ、夏には冷たい物で喉を潤しながら、秋には紅葉鑑賞、そして冬にはイルミネーション等、春夏秋冬楽しむことができましょう。これからもこの様な環境整備に取り組んでまいりますので皆様方からのご提案・ご要望を募集しております。ぜひ当院の変化を散歩気分で見学しに来てください。

 

 いよいよ7月には病院機能評価の更新があり、これから本格的な準備が始まります。9月からは電子カルテの導入準備も始まりますが、転入者で経験のある方からの情報もどんどん広めていき、縦横の繋がりを強めていきましょう。今までの応援に加えて、中部病院、胆沢病院から外来・日当直応援をいただきます。連携の言葉の意味を感謝と共に感じています。新たな外科医師は6ヶ月の勤務になりますが、江刺で吸収できることを沢山学んでもらい、次の医師にリレーしてもらえるように今年度の課題にも可能な範囲で力を発揮してもらいたいと思います。県立病院のメリットは転勤・転入で新しい人材や情報が加わることです。人材は宝だと思っています各職種の皆さん、常日頃辛いと思う状況に置かれることがあると思いますが、患者さんが自分の身内であると思えば自ずと心や体が動くものです。それでは皆様のご健勝とご活躍をお祈りして今年度も宜しくお願いいたします。

 

 

 

平成29年4月     岩手県立江刺病院長 川村 秀司

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