病院概要
このたび、岩手県立江刺病院の院長を拝命した鈴木 雄でございます。私は同じ奥州市にあります胆沢病院に28年間外科医として勤務した後、令和5年度から3年間遠野病院院長として地域医療に従事して参りました。こうして、奥州市の皆さまに支えられてきた歴史ある江刺病院の舵取りを担うこととなり、その重責を感じるとともに、地域医療に貢献できることに大きな使命と喜びを感じております。
当院はこれまで長きにわたり、地域の皆さまの健康と暮らしを支えてまいりました。しかしながら、人口減少や高齢化が進む中で、医療を取り巻く環境は大きく変化しており、当院も規模縮小を余儀なくされ、苦渋の決断ではありましたが、一病棟60床までベッド数を削減しております。但しどのような時代においても「地域に寄り添う医療」の重要性は変わりません。私たちは、病気を診るだけでなく、人を診る医療、そして生活を支える医療を大切にしてまいります。
患者さまが安心して住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、在宅医療や介護との連携をさらに強化し、切れ目のない医療の提供に努めてまいります。また胆沢病院含め、近隣の医療機関や介護施設、行政機関との協力関係を深め、地域全体で患者さまを支える体制づくりを進めてまいります。
医療の質と安全の確保はもちろんのこと、患者さまやご家族にとって分かりやすく、安心して受診いただける病院であることも重要です。職員一人ひとりが専門性を高めながら、温かく丁寧な対応を心がけ、「小さな病院だけど、ここに来てよかった」と思っていただける病院を目指してまいります。
さらに、持続可能な病院運営にも真摯に取り組んでまいります。限られた医療資源を有効に活用しながら、地域に必要とされる医療機能を維持・発展させていくことは、私たちの大きな責務です。職員が働きやすく、やりがいを持てる環境づくりにも力を入れ、チーム医療の質の向上を図ってまいります。
地域の皆さまに信頼され、いつでも安心して頼っていただける病院であり続けるために、職員一同、力を合わせて努力してまいります。今後とも、皆さまの温かいご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
令和8年4月 岩手県立江刺病院長 鈴木 雄








